【重要】授業開始日までの自宅等での待機要請について

 法文学部の新入生、大学院人文社会科学研究科の新入生のみなさんにおかれましては、ご入学おめでとうございます。法文学部・大学院人文社会科学研究科の教職員を代表して、心よりお祝いを申し上げるとともに、皆さんのご入学を歓迎いたします。
本日より新年度が始まり、本来であれば、4月7日には鹿児島県総合体育センター体育館での入学式が予定されておりました。教職員一同、在学生とともに、皆さんの入学をお祝いする予定でしたが、今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、すべての新入生を対象とした通常規模の入学式は行わないことになりました。式典への参加を楽しみにされていた皆さんの心情を察すれば、心苦しい限りです。しかし、本学のこのような対応は、まずは皆さんの健康を守るため、そして、感染拡大を防止して、安全な環境で、皆さんに教育を受けていただくためのやむを得ないものです。どうか、このことをご理解いただきたいと思います。

 こうした式典の規模縮小等の新型コロナウイルス感染拡大防止策に加えて、本学では、授業開始日を2週間繰り下げる措置もとることになりました。このことは、春期休業期間が延長されて2週間遅れで授業が始まるということを意味するのではありません。学生のみなさんには、授業開始日までの2週間、自宅等に待機していただき、自らの健康状態を確認するための期間が設けられたことを意味します。
 そこで、新入生を含むすべての学生にお願いします。自らのウイルス感染リスクを回避するだけでなく、自らを原因とする感染拡大を招かないためにも、授業開始日までは不要不急の外出を自粛してください。ゼミ・サークルによる新歓行事等も自粛してください。
もし、自宅等待機期間中に健康状態の異常が生じた場合には、速やかに帰国者・接触者相談センターに相談し、「鹿児島大学の新型コロナウイルス感染症への対応について」(大学のホームページにて公開)に定められた措置をとってください。また、同居のご家族が新型コロナウイルスに感染した場合など、自らが濃厚接触者に該当すると疑われるような場合には、法文学部学生係・大学院係に連絡したうえ、感染者との接触があった日から2週間は自宅等に待機して登校しないようにしてください。休業期間中に、海外に渡航して帰国した学生、または、三大都市圏などの感染拡大の傾向が著しい地域を訪問し、自らの感染の心配がある学生は、指導教員、法文学部学生係・大学院係に対応を相談してください。

 新型コロナウイルス感染症は、世界規模で急速に拡大してきており、多くの人々の尊い生命を奪い始めています。若い学生のみなさんは、このウイルスに感染しても、多くの場合、無症状または軽度の症状しか現れないと言われています。しかし、若者であっても重症化して生命を落とすケースも報道されています。自らの生命、そして、大切な人の生命を守るためにも、学生のみなさんには、本学における「入学式の規模縮小措置」および「授業開始2週間繰り下げ措置」の趣旨をよく理解して行動していただきたいと思います。