人間環境文化論

概要

人間環境文化論専攻は、心理学、現代文化論、地理学、考古学、基層文化論の5つの専門分野で構成されています。

本専攻は、社会や文化の変化に対する把握力・理解力・分析力、人間行動に対する心理学的理解力、問題行動に対するカウンセリングなどの援助能力、伝統文化に対する理解力と保存方法等について教育研究を行い、情報化、グローバル化による価値観の多様化や社会構造の急速な変化に対応できる人材の育成を目指します。そのため、授業には、人文学の問題の捉え方を総合的に学ぶコースワーク科目、専門知識と研究方法を体系的に学ぶリサーチワーク科目群、専門的知識を問題解決に応用するプロジェクト科目、学位論文や修了研究について実地に指導を行う論文指導が用意されています。

修士論文または修了研究報告書(社会人学生のみ)の作成を通して、高度に専門的な知識や能力を涵養します。その成果を踏まえて「修士(文学)」の学位を授与します。

教育の目標及び方針

1.人間環境文化論専攻(博士前期課程)の教育目標

人間環境文化論専攻は、人間の行動、現代文化、地域、環境、人類についての専門知識を有し、社会・文化環境の変化を適切に理解し、地域の発展と良好な環境の形成に貢献できる人材の養成を教育目標にしている。

2.人間環境文化論専攻の入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

①人間環境文化論専攻の求める人材像
1)自然、文化、歴史的環境、人間の行動についての基礎的教養を習得しており、それを専門的な知識へ発展させる意欲を持つ人
2)自然や文化、歴史、地域社会、人間行動等のより深い理解を目指し、それをフィールドワークや実験等の方法を用いて、環境や地域の観点から考察する意欲を持つ人
3)専門的な知識を実践的な問題解決に活かす意欲を持つ人

②入学前に身につけておいて欲しいこと
1)心理学・現代文化論・地理学・考古学・基層文化論等のうち志望する専門分野に関する学部レベルの基礎的な知識
2)論文作成に必要な批判的読解能力、基本的分析力、及び文章表現能力
3)志望する専門分野に必要な語学(古典語を含む)

③入学者選抜の基本方針
人間環境文化論専攻で研究を開始するのに十分な人文社会科学の基礎的教養や専門知識を有しているか、より高度な専門研究を行っていくための適性や計画などの有無を総合的に判断するため、次の方法で入学者選抜を行う。

1)一般選抜
学力検査及び面接の結果を総合して選抜する。学業成績証明書等の書類は面接の参考資料とする。
2)社会人特別選抜
学力検査及び面接の結果を総合して選抜する。学業成績証明書等の書類は面接の参考資料とする。なお、特に面接を重視する。
3)外国人留学生特別選抜
(1)学力検査及び面接の結果を総合して選抜する。学業成績証明書等の書類は面接の参考資料とする。なお、特に面接を重視し、日本語能力も審査する。
(2)指定校推薦入試は、面接の結果、成績証明書及び研究報告書などの審査結果を総合して選抜する。

3.人間環境文化論専攻のカリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)

1)学際的視点の涵養を目的とするコースワーク科目(人間環境文化論特論)を必修として設置する。
2)心理学・現代文化論・地理学・考古学・基層文化論等の各専門分野の知識と方法を学ぶため、それに対応する授業科目としてリサーチワーク科目群を設置する。
3)上記の専門的な知識を問題解決に活かす方法を学ぶためのプロジェクト科目(人文プロジェクト演習)を設置する。
4)上記の専門的な知識を個別の問題に即して展開しまとめる技術を習得するための論文指導を必修科目として設置し、修士論文の作成を課す。
5)情報発信のスキルを習得するための外国語論文指導をおこなう科目を設置する。

4.人間環境文化論専攻のディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

1)自然、文化、歴史的環境、人間の行動についての専門的な知識を習得している。
2)専門的な知識を活かした研究を、実践的な方法によって進める能力を備えている。
3)コースワーク科目の履修を通して養われた学際的視点に立って、専門的な知識をより広い文脈の中に位置づける能力を備えている。
4)リサーチワーク科目群及び修士論文作成の過程での履修を通して養われた専門的知識と方法を、現実的な問題の発見及びその解決に活かす能力と、それを体系的にまとめ、発信する能力を備えている。

カリキュラム

人間環境文化論専攻(コースワーク科目)
授業科目 単位
人間環境文化論特論 必修 2

 

人間環境文化論専攻(リサーチワーク科目)
授業科目 単位 授業科目 単位 授業科目 単位
論文指導 必修 2 考古学特論 2 社会言語特論演習 2
認知心理学特論 2 考古学地域特論 2 大衆文化特論演習 2
学習・行動心理学特論 2 比較考古学特論 2 マスコミ特論演習 2
社会心理学特論 2 物質文化特論 2 デジタル文化特論演習 2
臨床心理援助特論 2 比較民俗学特論 2 人文地域特論演習 2
心理統計法特論 2 比較文明特論 2 自然環境特論演習 2
心理学研究法特論 2 文化人類学特論 2 考古学特論演習 2
現代文化特論 2 宗教学特論 2 比較考古学特論演習 2
現代メディア文化特論 2 東南アジア地域関係特論 2 物質文化特論演習 2
文学メディア特論 2 認知心理学特論演習 2 比較民俗学特論演習 2
言語文化特論 2 学習・行動心理学特論演習 2 比較文明特論演習 2
社会言語特論 2 社会心理学特論演習 2 文化人類学特論演習 2
大衆文化特論 2 臨床心理援助特論演習 2 宗教学特論演習 2
マスコミ特論 2 現代文化特論演習 2 東南アジア地域関係特論演習 2
デジタル文化特論 2 現代メディア文化特論演習 2 人文プロジェクト演習 2
人文地域特論 2 文学メディア特論演習 2 行政・企業体験特論実習 1
自然環境特論 2 言語文化特論演習 2

 

教員授業科目一覧

学位・免許情報

学位
所定の単位(30単位以上)を習得し、かつ修士論文の審査ならびに、最終試験に合格した者には「修士(文学)」の学位が授与される。

教員免許
既に、それぞれ該当する科目の中学校教諭一種免許状ないし、高等学校教諭一種免許状を有している者は、本専攻において所定の単位を修得すれば、中学校教諭専修免許状(社会)、高等学校教諭専修免許状(地理歴史・公民)を授与される所要資格を取得することができる。

進路情報

本専攻の修了者は鹿児島県から東京まで幅広い地域で活躍しており、専門職の公務員や民間企業に就職しています。また、さらなるステップアップを目指して、博士後期課程に進学する者もいます。